日本の輸血の歴史を考えるうえで、見落とせない3つの事件があります。

(1)1948年に起こった輸血による梅毒感染
戦後まもなく東大病院分院産婦人科病棟で起こったこの事件は、それまでの枕元輸血から保存血輸血へと、流れを変える節目となりました。

(2)1964年のライシャワー事件
当時駐日大使だったE・ライシャワー氏が暴漢に襲われる事件があり、輸血後肝炎にかかったことが判明し、大騒ぎとなりました。この事件をきっかけに、それまで行われていた民間の血液銀行からの血液提供システムが廃止され、日赤による献血制度へと移行しました。

(3)1985年の血友病患者さんに対するエイズ(HIV)禍認定

かつて血友病治療薬には,多くの非加熱製剤が使われていました。しかし,非加熱製剤による血友病患者さんに対するエイズ感染事故が続発しました。このエイズ禍問題をきっかけに献血による血友病治療薬が作られるようになりました。
 


 
         
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