古くは故E・ライシャワー氏が暴漢に刺され、緊急輸血した血液から肝炎になった“黄色い血液”事件。また、血液製剤による血友病患者さんたちを襲った“エイズ禍”問題など、私たちにとって血液や血液に由来する薬剤の問題は、けっして遠い過去の話ではなく、いまなお身近に存在しています。
 その典型的な例が、B型・C型肝炎ウイルスによる肝炎の患者さんと、感染はしているものの、まだ症状が現れていない潜在患者(キャリア)の存在です。現在日本では、B型肝炎のキャリアが約150万人以上、C型肝炎の場合は約100万人のキャリアがいると推定されています。この方たちは、近い将来自分にも発病するのではないかという不安にさいなまれているのです。
 本ホームページでもおわかりのように、血液は輸血のさい用いられる成分輸血製剤や、血漿から抽出した各種血液製剤として多くの重い病気の治療に用いられています。また、血液は有限の貴重な資源であり、病気治療においても、ほとんど他の薬物に代替することができません。私たちは日常生活のなかで血液や血液製剤にもっと関心を持ち、正しい知識とともに、この有限資源のより有効でムダのない活用法を日本人全体の問題として考えていきたいものです。
 
 


 
         
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