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血液の比重とは、ひと口で言うと「血の濃さ」のことです。俗に“血は水より濃い”と言いますが、事実、正常な血液は水より重く、“軽い血液”の場合には貧血が疑われます。しかし貧血以外にも、その人の体質的なものが関係している場合もあります。
献血の場合重要なことは、献血者が採血後に採血前と変わらない健康状態を維持することです。このため、わが国の採血にあたっては、採血者の血液濃度について医学的に定められた一定の基準が設けられています。
1つは全血比重で測るもので、2つめは血色素(ヘモグロビン)量で測るものです。採血可能とみなされる献血者は、この基準で(A)全血比重が1.052以上、または(B)血色素12g/dL以上ある人とされています。この理由は、一度の献血で健康体が維持できたとしても、献血をくり返すうちに貧血になったり、体調を崩す可能性があるためです。献血者の多くはこの基準を満たしているのですが、たとえば全血比重1.052基準の場合、この値以下の人たちの貧血の有無を調べてみると、やはり正常人にくらべて貧血ぎみであることがわかっています。そこで、献血時に「比重が足りません」と言われた人は、貧血を疑って、一度医師の診察を受けることが大切です。
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