梅毒血清検査
Syphilis Serology Test
正常値
正常値表参照

 
 梅毒の病原体スピロヘータ・トレポネーマの感染を調べる検査です。梅毒は、第1期(感染直後)では顕微鏡下で確認できますが、第2期(感染後12週以降)では採取した血清の反応から調べます。第2期で梅毒と診断されるのは高度の陽性反応を示した場合です。


 血清を検体として、梅毒に対する鋭敏度の高い抗カルジオリピン抗体を検出するSTS法(非特異的反応)と、TPHA法(特異的反応)で検査されています。カルジオリピンは梅毒以外の病原体にも反応するため、他の疾患でもSTSが陽性となることがあります。最近では、この偽陽性反応が非感染性の血栓症、習慣性流産、自己免疫性疾患の診断にも利用されています。


 梅毒血清検査では、STS法とTPHA法の両方の検査が行われています。最初にSTSにてスクリーニングされ、その後TPHAで検査され、その両方の検査で陽性の場合、梅毒が疑われます。
  STS TPHA 結  果
検査結果 陰性(-) 陰性(-) 梅毒の疑いなし
陽性(+) 陰性(-) 偽陽性 感染初期の梅毒の疑いあり
陽性(+) 陽性(+) 梅毒の疑いあり
陰性(-) 陽性(+) 偽陽性 感染初期または慢性化した梅毒の疑いあり

 
 梅毒の診断ができます。また、偽陽性の場合は、肺炎、結核、エイズ、マラリアなどの感染症、膠原病、慢性肝疾患、妊娠、がんなどの非感染性疾患が考えられます。


 
         
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