HCV C型肝炎ウイルス
Hepatitis C Virus
正常値
陰性(-)

 
 C型肝炎の感染や治療経過を調べる検査です。また、献血による輸液用血液への混入を防ぐための検査としても用いられています。HCV(C型肝炎ウイルス)は、感染後その60%が持続感染化する傾向があります。したがって、C型肝炎が発病した人だけでなく、キャリアの状態の有無も調べられることになります。


 まず調べられるのはHCV抗体です。この検査の結果、HCV抗体が陽性(+)で、しかも抗体の量が多ければC型肝炎ウイルスキャリアと診断されます。すでにC型肝炎と診断され、治療を受けている人にはHCVコア抗体が検査されます。HCVコア抗体はウイルスが排除されれば量が確実に減少するため、インターフェロンの効果を判断する指標としてよく用いられます。あわせて、C型肝炎ウイルスの存在が確定した人の場合、このウイルスの遺伝子を調べるHCVRNA検査が併用されます。

 
  H
C
V



陽性
(+)
H
C
V
R
N
A

陽性
(+)
A
S
T
/
A
L
T

異常

C






 
陰性(-) 陰性(-) 正常
感染なし 感染歴あり HCV無症候性キャリア
 HCV抗体、HCVコア抗体、HCVRNA検査などによってC型肝炎の感染が判明した人では、発病しているのか、キャリア(HCV無症候性キャリア)の段階にあるのかをさらに詳しく調べるため、HCVコアタンパク量検査やHCV血清型遺伝子型(HCVセログループ)検査が実施されます。このように検査が追加されるのは、C型肝炎患者さんの治療に用いられる薬剤の効き方の予測や、招来の発病予測のうえで重要な指標となるからです。


 
         
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