T細胞B細胞比率  
T, B lymphocyte ratio
正常値
T細胞: 約60〜90%
B細胞: 約5〜20%

 白血球には、T細胞(細胞性免疫に関与)、B細胞(液性免疫に関与、抗体を産生する) 、null細胞(T細胞でもB細胞でもない)があります。またT細胞は機能的に異なった細胞亜群(サブセット)に分類されます。このうちCD4陽性細胞は、B細胞の免疫グロブリン産生を補助し、CD8陽性細胞は抑制します。リンパ性の悪性腫瘍や免疫不全症では、T細胞とB細胞の比率、さらにCD4陽性細胞、CD8陽性細胞の比率が変わるため、診断や治療経過観察のため、この検査は行われます。
 血中のT細胞とB細胞の比率を、それぞれの細胞に特異的なモノクローナル抗体により、測定します。
 T細胞B細胞比率の正常値の基準は、施設により多少異なります。
   正常値
 T細胞 (CD4/CD8)  約60〜90% (1.2〜2.0)
 B細胞  約5〜20%
 T細胞とB細胞の比率により、リンパ性悪性腫瘍や免疫不全症の治療経過観察ができます。
 リンパ性の悪性腫瘍 ホジキンリンパ腫
バーキットリンパ腫、多発性骨髄腫
成人T細胞白血病
T↓B↓
B↑
T↑
 免疫不全症 重症複合性免疫不全症 T↓B↓(CD4↓)
 感染症 伝染性単核症
後天性免疫不全症候群(AIDS)
T↑
T↓B↓(CD4↓)


 
         
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