エラスターゼ I   IRE
トリプシン IRT
Elastase I(immunoreactive elastase I)
Trypsin (immunoreactive trypsin)
正常値
エラスターゼ I   70〜430ng/dL
トリプシン 100〜550ng/mL

 エラスターゼ Iやトリプシンなどの膵酵素は、膵腺房細胞で合成され、膵管系へ膵液として分泌されます。これらの酵素は、炎症など膵組織障害が起こると血中へ多量に逸脱します。本検査は、この血中に上昇した膵酵素量を測定して、膵障害の有無を診断します。
 血中エラスターゼ Iやトリプシンの免疫活性を、ラジオイムノアッセイ法により測定します。
   正常値
 エラスターゼ I  70〜430ng/dL
 トリプシン  100〜550ng/mL
 膵疾患の診断および経過観察などをすることができます。
 エラスターゼ Iは急性膵炎(慢性膵炎の急性増悪も含む)の経過観察や治癒判定の指標となります。また、トリプシンは膵疾患を疑う例での追加検査として用いられます。
 エラスターゼ I 高 値
急性膵炎、慢性膵炎の再燃時、膵癌
 トリプシン 高 値
急性膵炎、慢性膵炎の急性増悪期、膵癌、膵嚢胞線維症、乳頭部癌、胆石症など
低 値
慢性膵炎・膵癌・膵嚢胞症などで膵実質の荒廃がある場合、広範な膵切除後など

 
         
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